前回に引き続き、やってきたことの振り返りです。
自宅VPNが必要だ
ファイル共有が出来るようになったとはいえ、あくまでもLAN内にとどまります。インターネットからアクセスできるようにする設定もありますが、セキュリティ的な観点から却下しました。
そこで登場したのがVPN(Virtual Private Network:E2Eで通信を暗号化)でした。これを自宅に構築できれば、インターネットから安全にLANにアクセスすることが可能になり、結果的にSambaにアクセスできます。やり方はいくつかあるようでしたが、Raspberry PiにPiVPNを導入することが最も簡潔と思われました。結果これを採用して自宅VPNが実現できました。今でも、リモートデスクトップの際、フリーWi-Fiを使用する際、もちろんSambaにアクセスする際など多岐に渡り重宝しています。
VPNがめんどくさい!
さっそく意味不明な見出しです。一つ前に重宝していると書いたじゃないかと、多岐に渡り使っていると書いたじゃないかと。そうなんです。そうなんですが、面倒なことが発生することに気がつきました。私の通う大学は自前学内サーバー環境に、出席確認や講義資料掲載、演習問題の配信、回答の入力など様々な機能を持っています。そしてこれら機能の一部は学内ネットからのアクセスを要するものがあったのです。つまり、ローカルIPアドレスでない場合、出席させない、課題に回答させないなど、制限が生じてしまうのです。これとVPNの何がいけないのか分かった方もいらっしゃるでしょうが、自宅VPN接続中は私は(私のパソコンは)学内ネットにいない存在になってしまうのです。つまり、出席できないし、課題は提出できません。これではいけませんね。と、いうことで登場したのがSFTPでした。本当にお詳しい方にとっては「そこは設定次第じゃないか!」と突っ込まれる部分になりますが、当時の私には知る由もありません。
SFTPに戸惑う
SFTP (Secure File Transfer Protocol) はSSH (Secure Shell) を使用したファイル転送プロトコルです。そのため、Sambaと異なりそれ単体で安全にファイル転送ができます。
しかし、これにはとても戸惑いました。つい最近になるまで設定についてよく理解していませんでした。そう、それがユーザーグループと権限とのアレコレです。rwxとか、コマンドでいうchmodとかchownとかとか。今になってみれば当たり前ですが、初学者、特にWindowsを使っていた人には分かりにくい考え方だと思います。
まだもう少しありますが、今回はここまで。
次回はマイクラ&ネットワーク関連です。